★☆★ Gao誕生顛末記 ★☆★


1996年11月26日の朝のこと。なんだかチョロチョロッとした感じがしている。ついこの間まで切迫早産で入院していたことだし、よくわかんないけど午前中の編み物教室が終わったら病院に行ってみよう。「破水してますね、このまま入院しましょう(^_^)」。うそぉ、これって破水だったの? だっておしるしもないし陣痛もないよ、それにそれにこのまま入院だなんて(;_;)、だってだって29日にヤンさんの舞台みる予定なのに(;O;)、やだやだあと3日待ってくでーー。「子宮口も3cm開いてますし、すぐにお産になってもおかしくないですからね(^_^)」。子宮口は10月から開いてるんだい、だから切迫早産でずっと入院してたんだい。あ、あとたったの3日なのにぃ(;_;)。願いむなしく入院承諾。

ところが、陣痛がこない。ちっともこない。お腹の赤ちゃんはぐるぐる動いている。破水からはじまるお産でもほとんどが12時間以内に陣痛がきます、ってここに書いてあるから今日の夜には陣痛がはじまるってことね、よし、がんばるぞ! なのにこない、ちょっともこない。そして27日の朝を迎える。「モニターをみてもちっともお腹張ってないようですねぇ、もう少し様子みましょうか」 羊水がぜーんぶ出ちゃうってことないの? 「そーゆーこともあります。そんなことになる前にちゃんとケアするから心配しないでね」 お昼ころから出血もはじまる。けど陣痛らしきものはない、まったくない。赤ちゃんは相変わらず空手チョップに蹴っ飛ばししている。結局その夜も陣痛がないままふけていく。そして深夜、ようやく陣痛を感じはじめ間隔を計ってみるが5分だっり10分だったり30分だったりそしてそのうちパタリとこなくなった。

28日の朝、また陣痛がはじまったものの有効なものがこない。「これ以上待つと感染も心配だし今日は促進剤を点滴してみましょうね(^_^)」

午前10時30分、陣痛促進剤の点滴開始。不規則ながらもなんとなく陣痛がついてくる。お昼過ぎ、さらに陣痛が強くなる。うそ、なにこの痛み、こんなに痛いの? えっ?こんなの序の口だって? 誰かうそだといってぇ〜〜。腰の骨に錆びた五寸釘を打ち込まれ、骨がメリメリ音をたてて砕かれていく。せんせい、もう産まれる? 「この調子だと今日中には産まれそうですね(^_^)」。きょ、今日中ってなによ、まだ10時間以上もあるじゃないのよぉ。あっなんだかものすごく気持ち悪・・も、も、もどしそお・・ ひぃ〜腰が腰が・・ だ、だれか〜〜 「赤ちゃんは・・うんうん、だんだん下がってきてますね、でもまだまだ(^_^)」 ひぃ〜〜いだいいいぃぃぃ。うっまた気持ち悪くなってきた・・も、もどすぅぅうう。こ、腰がくだけるぅぅぅうう。

あっなんだかいきみがきちゃうううぅぅぅ。「まだまだよ(^_^)」 うううっ ど、どうしたらいーのぉ? い、い、いきんぢゃうううぅぅぅぅ。 「お産が重なってて今両方とも分娩室ふさがってるからね、まだ全開してないから産まれないからね、まだいきんじゃだめよ(^_^)」 いきんじゃだめって言ったってぇぇぇぇええ、くくくっ腰いだーい、うううっいきみがくるぅぅぅううう。「だめだめ、いきまないで、まだ分娩室あいてないから、もう少しがまんして、いきみ逃しの呼吸してね、母親学級で習ったでしょ(^_^)」 だって切迫早産だから呼吸法練習しちゃだめって言ったじゃん、うううっまたいきみがぁぁぁぁあああ。せんせー、助けでぇぇぇえ。「先生は分娩室にいるからね、一人帝王切開になったからもう少し我慢してね、もう全開だけどいきんじゃだめよ(^_^)」 ううううっいきみたーいいいいぃぃぃ。 ぁぁぁあああっ出ちゃううううぅぅぅ。はやくぅぅぅぅぅぅうううう。 またいきみがくるぅぅぅぅううううう。 出る出る出るぅぅうううう。だれかぁぁぁあああ。うううっまたいきみがきたぁぁぁあああ。でるぅぅぅうう。
ひぃーー、でちゃうでちゃうよぉぉぉおお。せんせぇえええええ。

「はい、分娩室あきました。さっ移動しますよ。こっちのベッドに移ってね(^_^)」ガラガラガラ。そして分娩台へ。「次の陣痛でいきんでいいですよ(^_^)」やったぁぁああ!!
「赤ちゃんの心音下がってるから酸素マスクしますね(^_^)」「はい、いきんでーーー」「はい、もう一度いきんでーーー」「頭出てきてますよ〜、がんばってね」「はい、いきんでーーー」「次で産まれますよ、ちょっとお手伝いしますからね」「はい、いきんでーー。キョキンチョキン」「産まれましたよぉ(^_^)」「おぎゃぁおぎゃぁおぎゃぁ」

「なんとか間に合いましたねぇ、最後に来て進行が早かったから先に産ませてあげれば良かったですね(^o^;」 

1996年11月28日午後5時27分、Gaoちゃん元気に誕生。